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●レジュメ
12時間目 「基本周波数解析のトークロイドへの応用」

(1)基本周波数おさらい
前回のレジュメ参照。

(2)基本周波数を解析する
基本周波数解析ソフトにwavファイルを流してポン!

(3)基本周波数を解析するとどんな良いことがあるのか?
喋る時の音程の変化を、聴覚に依らず、視覚的に確認できる。
聴覚から音程の変化を感じ取るための特殊なセンスや技能習得のための努力が不要。

(4)ソフトの紹介
音声録聞見(配布、紹介サイト)

 シンプルなユーザーインターフェースが使いやすい。
 長い音声になると解析は微妙に重いかも。
 以前愛用していたけど、PCを64ビットWindows7に変えたら動かなくなった…。

WaveSurfer(解説サイト)

 スウェーデン王立工科大学製。
 基本周波数解析以外にもいろいろな解析が可能。
 でもユーザーインターフェースがすごく使いづらい!

WaveTone(配布サイト)

 耳コピ補助ソフトという位置づけ。
 使いやすい。録音機能も付いている。
 すぺくたくらの現行使用ソフト。

ぼかりす(Vocalistenr)(販売サイト)

 VOCALOID3用のプラグイン(19,800円)。2012/10/19発売。
 解析した結果を自動的にVSQに変換してくれる。
 解析精度もいい感じ。

(5)実際に基本周波数を解析して、トークロイドに応用してみる
解析できた通りにPITをひくと、元音声と同じように喋る!

(6)注意事項
基本周波数解析は、得てしてあてずっぽうになりがちなトークロイドの音程取りに、明確な「正解」を用意してくれる。非常に強力な制作手法と言える。
一方でこの方法に頼ると、簡単にそれなりのものができるので、制作時に壁にぶつかった時の問題解決力が身に付きにくい。言い換えると、伸びしろが奪われる。
とはいえとても方法なので、必要に応じて使えば良いのだが、是非ここまでの授業で説明してきた内容を頭に入れつつ使ってほしい。

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