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●レジュメ
3時間目 「ボーカロイドエディタの使い方(パラメータ編)」

今回はパラメータについて説明するよー。

各種パラメータ

@よく使うパラメータ・・・DYN、PIT
A基本的に同じ設定で使い続けるパラメータ・・・GEN、PBS
Bたまに使うパラメータ・・・VEL
C基本的に使わないパラメータ・・・BRE、BRI、CLE、OPE、POR

※すぺくたくらさんの個人的な感想です。使用パラメータには個人差があります。

(1)PIT(ピッチベンド)とPBS(ピッチベンドセンシティビティ)
音程を変化させるパラメータ。
セットで覚えましょう。
PBSは基本的に固定、PITを変動させて使います。
すぺくたくらの場合このPITが一番重要なパラメータです

PIT・・・音の高さ(音程)を調整するパラメータ。
     すぺくたくらが一番多く使うパラメータ。
PBS・・・PITの効き具合を調整するパラメt−タ。
     PBSが1の場合、PITを最大にすると音符の音が半音分高くなる。
     PBSが12の場合、PITを最大にすると音符の音が12半音分(1オクターブ)高くなる。
●実際に使ってみて比較しよう。

(2)DYN(ダイナミクス)
音量を調整するパラメータ。
VOCALOID2だと分解能が0〜127しかないのがタマにキズ。
このパラメータもよく使います。
子音の音量調整、喋りの「入り」「抜き」の調整など。

(3)GEN(ジェンダーファクター)
声質を変化させるパラメータ。
数字を小さくすると可愛らしい感じ(女性的)になる。さらに小さくするとロボだか宇宙人だか、そんな感じに。
数字を大きくすると野太い(男性的)になる。
PITや音程の変化と同期させる人もいる。

(4)VEL(ベロシティ)
発声タイミングを調整するパラメータ。
子音の長さに影響するとマニュアルには書いてありますが・・・

数字を大きくすると、子音は短くなる。母音の発声タイミングは同じ。
数字を小さくすると、子音の発声タイミングが早くなる。母音の発声タミングも早くなる。子音の長さは変わらない。

●検証してみよう(★レジュメで追加)

図 ベロシティの値を変化させた「サ」の比較

(5)BRE(ブレシネス)
声質を変化させるパラメータ。
「息っぽさ」を増減させるってマニュアルには書いてあるけど、かすれ声にしか聞こえないっす。

(6)BRI(ブライトネス)
声質を変化させるパラメータ。
声の高い周波数成分を増減させる。高くすると明るい感じになる。あと音量も大きく感じる。

(7)CLE(クリアネス)
声質を変化させるパラメータ。
値を高くするとシャープで澄んだ音になるってマニュアルには書いてあるけど、キンキンした成分が増える感じ。

(8)OPE(オープニング)
声質を変化させるパラメータ。
口の開き具合をシミュレートするらしい。値を下げるとくぐもった感じになる。

(9)POR(ポルタメントタイミング)
音程を変化させるパラメータ。
音符と音符の間のピッチの変化のタイミングを変えることができる。
数値が大きい=タイミングが早い。数値が小さい=タイミングが遅い。

すぺくたくら式の音符の高さ一定、PITのみで音程を付けるやり方では不要なパラメータ。一切いじらない。


★耳より情報(情報提供:あいさん)
ダイナミクス・オープニングの値を斜めにカットして0にする、と柔らかで澄んだ「ん」の音が作れる。例えば「さー」なら「さん」に。音符は「さ」「ー(あ)」と分けてあると良い。
また、ブライトネス・オープニングをカットすると、ほのかな「ん」が作れる。

試しにすぺくたくらも挑戦してみましたが、なかなか難しかったです。普通に「さん」で作ったものと聞き比べて、自分の作りたい音声のイメージと合う方を使うと良いでしょう。

シンガーの設定

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